青梅リトルリーグ対モスクワ・カージナルス親善野球大会
2013年 03月 31日
3月26日(火)昭島市の鯨公園グランドでモスクワ市の少年野球チーム「カージナルス」(監督:エロフェーエフ)が青梅リトルリーグ(監督:佐藤宏)と親善試合を行いカージナルスが3-0で勝利を飾った。来日2勝に選手とコーチそして保護者の喜びようは大変なものだった。
リトルリーグ東京連盟の招きで来日したモスクワ市のカージナルスは7才から13才までの選手19人とコーチ保護者10名の計28人。モスクワを発った一行は3月19日に空路北京経由で成田着。都内で東京北砂リーグほかと4試合戦い全敗。失点が104点で得点がたったの2点。力の差は歴然で26日の昭島リーグとの試合を11-8で、又最終戦の青梅リーグとの試合でなんとか勝利を挙げることができた。
一行は国立オリンピック記念青少年総合センターに宿泊し、20日に調布リーグなどと合同練習と練習試合を行い、夜、リトルリーグ東京連盟主催のウエルカムパーテイに出席。22日には元西武ライオンズの内野手平尾博嗣さんらをコーチに野球教室に参加した後ロシア大使館を表敬訪問。26日に東京都庁でスポーツ振興局長と会見した。27日に成田より帰国。
エロフェーエフ監督によると、ロシアには、モスクワ大学に1チームとモスクワ市内に少年野球チームが10チームほどある。1986年に共産党が導入を決定し、モスクワ大学内に松前重義東海大学総長が寄贈した同国初の球場がひとつある。3年前にアメリカのサンデイエゴを訪問し野球の本場で現地リトルチームと交流。今回の訪日は野球大国の日本リトルリーグと交流し技術の向上をはかりたいとしている。かっての赤い国ロシアが・・・。時代は変わりつつある。彼らに東京ドームでのプロ野球の試合や甲子園の高校野球を見せてやりたい。
野村正氏の話「今回の試合はあくまでも親善が目的。野球の楽しさ面白さをロシアの子供に肌て感じて欲しかった。そのへんのことを念頭において佐藤監督と選手はゲームに臨んだ。桜満開の季節に来たていただき良かった。ロシアの野球発展に少しでもお役にたてれば嬉しい」
グロンド近くにロシアの少年選手が乗るバスが到着
ロシアの国旗を振って歓迎する青梅リトルリーグの選手たち
よーこそ日本へ!歓迎する昭島リトルリーグの選手たち
「ようこそ昭島へ」ハイタッチで迎える
「コンニチワ」とロシアのお母さん
大歓迎にロシア側は大喜び
リトルリーグ東京連盟の役員さんも出迎えました
選手はその足でグランドへ
歓迎の横断幕
観戦するロシアの保護者
エロフェーエフ監督と選手たち
昭島リーグとの試合前に「カージナルス!ウラー!」と気合を入れるカージナルスのキャプテン
来日5戦目で嬉しい初勝利をあげたカージナルス。先発完投勝利のイバン・モストボイ投手
試合後記念写真に収まるカージナルスと昭島リーグ
試合後選手に話しかけるエロフェーエフ監督
昭島戦後は楽しい昼食の時間です
昼食は昭島リトルリーグのお母さん方が用意しました
昼食の内容はフライドチキン、パン、バナナ、ジュースなどで好評でした
昼食を楽しむロシアの子供たち
昭島戦で完投勝利のヒーロー、イバン・モストボイ選手とお母さん
お母さんは頼もしい息子さんの頬に祝福のキス
食事を楽しむお母さん方
野外パーテイは大好評でした
モスクワ大学野球部のロシアの監督、コーチと食事。「タバリシチ エロフェーエフ!ドープライウートラ!」(同志エロフェーエフ監督おはよう!)とロシア語で話しかけると目をパチクリ。冷戦時代のソ連邦では互いに同志○○と呼び合っていた。時代は変わった。35年前、水産会社に勤務する筆者はベーリング海で日ソ間の緊張が高まる中、日ソ労働者の友好を深めるため日ソ水産労働者親善サッカー大会を開こうと、極東ロシアのシベリア総督に嘆願書を提出するためハバロスク市を訪問したと打ち明けると二人共びっくり。当時は冷戦時代で当局経由の総督の返事は「ニエット!」だったが懐かしい。監督曰く。「バロスクはモスクワから8000kmの遠隔地。誰も行ったことはない。子供たちも行くことはないだろう」。
昼食のあとはキャッチボールを楽しむ
キャッチボールのあとは記念写真です
試合前、佐藤監督の話を聞く青梅リトルリーグ
試合開始前に握手する佐藤監督とカージナルスのコーチ
キャプテン同士の握手
対青梅戦カージナルスは果敢に攻めた
カージナルスの守備
野村正さん(左)とエロフェーエフ監督
応援を繰り広げるカージナルス
凡退した選手に監督の厳しい声が
頬にデッドボールを受けた選手
カージナルス3-0青梅リーグ。試合終了後カージナルスのキャプテンが「アリガトウ!」
試合終了後互いに健闘をたたえる
カージナルスと青梅リーグの記念写真
エロフェーエフ監督から記念品の贈呈
記念品の交換
記念品の交換
記念品の交換
記念品の交換
「ダ・スビダーニア、さよなら」と握手
青梅リーグからのだるまの贈り物に大喜び
昭島リーグと記念品の交換
カージナルスの小さなキャプテンは人気もの
青梅リーグの色紙が佐藤監督(左)からエロフェーエフ監督に
昭島リーグの色紙がエロフェーエフ監督へ