復活「吉野音頭」で盛り上がる梅の里の納涼盆踊り大会
2013年 07月 27日
太田順一さんが発掘
注目されたのは、青梅市梅の公園ボランテイアガイドを務める地元梅郷6丁目に住む太田順一氏(64才)が3年前に発掘した吉川英治作詞・監修・米山正夫作曲・歌青木光一氏による「吉野音頭」が披露されたこと。当時戦争のため吉野村に疎開していた作家吉川英治氏は吉野村をこの上なく愛し何かと地元のために貢献した。60年前の昭和27年に発表されたこの曲も吉野村の住民のために書かれた。自然豊かな寒梅の名所で織物産業や林業で栄える当時の吉野村の魅力を超売れっ子作家吉川英治先生が作詞・監修。この歌詞に昭和を代表する作曲家の米山正夫先生が軽快な曲をつけ米山先生と親交のあった歌手青木光一さんが見事に歌い上げた。今なら氷川きよしが歌うようなものだ。歌の発表披露は当時の吉野村公民館(吉川英治氏が寄贈したもので現在の5小のあるところ)で行われ青木光一氏の歌に住民は大喜びだったと語り伝えられている。青木光一氏は吉野音頭を村民に披露するため元市議会議長青木雅孔宅に一泊された。が昭和30年に町村合併促進法により吉野、三田、小曾木、成木村は青梅市と合併することになりこの曲の存在は徐々に住民の記憶から無くなってしまう。
大沢イネ子さんが楽譜を保存
現在レコードの原版はなく、ただ住民の大沢イネ子さん(75才)がガリ版刷りの曲のコピーを大切に保管していた。また鈴木澄子さん(75才)は村立吉野中学校のホームルームの時間に先生より渡され歌の指導を受けたと言う。
歌の存在が偶然太田氏の目にとまったことが幸運となって今回の復刻劇となる。太田さんの類まれな熱情と森田安治・千代子さんご夫妻の尽力によりなんとかCDの完成にこぎつけたのが昨年の10月。歌の初披露は同年秋の下山八幡神社のカラオケ大会だった。演奏を奥陽会研究部(大正琴)、上郷梅老若囃子連(太鼓・鉦),唄を梅郷有志の会(鈴木澄子、正親久子、高野和子、亀田諒、太田順一)が担当するまさに地域住民による地域住民のための手作りCDである。CDの表紙には吉川英治記念館の写真が利用された。写真を撮影したのは鈴木規男氏。踊りについては元市議会議長夫人の青木末智子さん(西川流日本舞踊の名取)が覚えていたので復活できた。それを原島初江さん他「おかめ会」が広めた。
こうして7月20日の夜「吉野音頭」が梅郷住民の前に披露された。井戸を掘った太田さんの浴衣姿も踊りの輪の中にあった。竹内俊夫市長も櫓にのぼり踊った。カンバックした野村有信都議も駆けつけ祝福した。
プラムポックスウイルス菌による梅の木の伐採伐根によりこのところ暗い重ぐるしいニュースに包まれている梅郷に「吉野音頭」の復活は明るいニュースだ。冬にサヨナラをつげる満開の梅のように見える。住民のあたたかい後押しもあり地域おこしの起爆剤になって欲しいものだ。
吉野音頭を披露した面々。前列右よりおかめ会会長原島初江さん平原さん古川さん牛澤さん四本さん。後列左より青木雅孔さん福島さん太田さん西澤さん青木正俊連合自治会長さん
多摩ケーブルも取材に
吉野音頭の復活に尽力した左が森田安治さん右が太田順一さん
中が吉野音頭の楽譜を持っていた大沢イネ子さん。左が森田安治さん右が太田さん
放送席左から高野さん正親さん西さん江本さん
受付席の福島さん
やきとり屋さん
焼きそば屋さん
左が綿あめ屋さんの原島昭二さん右がビール屋さんです
多くの人で埋まる5丁目運動広場
輪投げコーナーです
こちら玉すくいコーナー
左が古川さん
ゴルフが得意な八木さん(中),西沢さん(右)
やぐら上で青木元市議会議長に紹介される竹内市長(右)
梅郷1・2丁目紅梅会の面々。左から大崎さん福島さん青木さん青木さん
保州会の面々。左から保科さん森田さん渡辺さん佐藤さん
常磐会左から四本さん牛澤さん平原さん古川さん
真剣に踊る竹内市長(左)、右が原島初江さん
リズムカルに踊る竹内市長右へ梅郷3丁目自治会長西川さん5丁目自治会長福島さん
3丁目自治会席
交通安全協会待機所です。左より原島さん上杉さん市川さん
大仕事を終えやぐらを降りる竹内市長
来賓席に戻るとお酌の仕事が待ってました
「ようこそ竹内市長!乾杯!」とグラスを合わせる左より尾澤さん青木前市議会議長小澤さん
安藤さん竹内市長
話が弾む来賓席
やぐら上でラッキーナンバーを引き当てる青木連合自治会長さん(左端)と吉野さん(中)西澤さん
お顔の広い竹内市長は握手攻めに大忙し
3等賞が当たった石川親子さん親子で大喜びです
こちらも3等賞が当たりました.古家さん親子です
見事2等賞が当たりエビス顔の保州会名取の佐藤さん
紅梅会の面々。左より福島さん青木さん青木さん大崎さん原島さん島﨑さん小川さん
このお二人特賞を手にしました。おめでとう!左が鈴木さん右が福島さん
艶やかな左より西澤さん吉野さんおかめ会の榊田さん久保さん古屋さん伊藤さん
男性の浴衣姿もいいものです。左が5丁目自治会長の福島さん右が柚木の八幡連の尾根さん
吉野音頭の仕掛け人太田さん(右)左が福島会長
揃いの浴衣で見事な踊りを披露。左が柚木八幡連の岡部さん右が尾根さん
梅郷のマツケンこと尾澤盛夫さん見事な踊りを披露した
柚木八幡連の岡部さん
「市長、販売掛かりの星野秘書広報課長を連れてまいりました」と小山さん(左端)
「星野課長、おめえさんは販売員の方が似合うよ」と尾澤さん(中、メガネ)。これには爆笑となった
「今夜は仕事を忘れゆっくりやりなさいよ」と竹内市長の助け舟(右)、尾澤盛夫さん(中)、星野秘書広報課長(左)
市長、秘書広報課長が揃い再びカンパ~イ!手前左より安藤さん星野さん尾澤さん竹内市長伊藤さん武井さん
森田千代子さん(左端)右端が西澤さん
中学生の一団です
左より青木さん福島さん越前さん青木末智子さん
吉野音頭を広めたおかめ会メンバー。左から森谷さん木村さん佐久間さん武井さん八木さん久保さん
終了直前野村都議が到着。左より井上顕さん青木前市議会議長、尾澤盛夫さん野村都議
西川流日本舞踊の名取さんである青木末智子さんの艶やかな踊りです
吉野音頭の踊りを指導した青木末智子さん(前列中央)。左から青木前議長、四本さん、牛澤さん「おかめ会会長」の原島初江さん、
太田さん、平原さん、古川さん
左より、おかめ会の榊田さん、伊藤さん、森谷さん
ご機嫌な野村都議。左より安藤さん(元大相撲のプロ記者)、野村都議、青木連合自治会長,尾沢盛夫さん