青梅市議会2020年東京五輪カヌー競技の青梅誘致を決議!!
2013年 12月 22日
12月18日(水)平成25年度第5回青梅市議会(定例会)が市議会本会議場で開かれ、後記議員提出議案2本が採決され注目された。特に2020年夏季五輪・パラリンピックの東京開催決定を受け、そのカヌー競技会場を都内の臨海公園から青梅に移して開催して欲しいとの意見書の採決は称賛に値する。
五輪カヌー競技の青梅開催は多くの市民の願いと思われるからだ。14万市民の意をくんだ時代の流れに沿い且つリードするタイムリーヒットでありファインゴールだ。広く市民の共感を呼び市当局を動かし将来にわたり地域の発展と活性化に大きく貢献するものと思われる。
意見書は文部科学大臣・東京オリンピック・パラリンピック担当下村博文大臣と東京都知事猪瀬直樹氏に提出される。意見書の提案説明を小山進自民党市議会議員が行い採決の結果出席議員22名のうち賛成19票反対3票で採決された。論理的に言えば14万市民の大多数が賛成したことになる。市当局も決し無視できないだろう。
尚、反対した議員はひだ紀子市議、共産党の藤野ひろえ市議と田中瑞穂市議の3名。サッカーに熱狂するブラジルでも来年6月のワールドカップ・ブラジル大会開催に反対する意見は多い。反対者の意見は常に尊重されなければならない。「造反有理」というのか「アンチテーゼ」はいつの世にあっても良い。むしろ健全だ。その反対を押し切って採決された今回の誘致意見書の歴史的意義は大きく且つ重いと思う。
中国の防空識別圏設置反対決議は出席議員22名全員の賛成を得て採決された。
「これより小山議員の発言を許しま~す」と浜中啓一市議会議長
五輪カヌー競技の青梅誘致を求める力強い小山進市議の趣旨説明
採決の結果は賛成19反対3で可決成立した
1.「2020年東京オリンピックにおけるカヌースラローム競技公式練習場等を青梅市内の多摩川に誘致することを求める意見書
2.中国による防空識別圏設置に抗議し撤回を求める決議
上記意見書1の内容は次のお通り:
「2020年東京オリンピックにおけるカヌースラローム競技の公式練習場等を青梅市内の多摩川に誘致することを求める意見書」
地方自治法第緯99条の規定により文部科学大臣、東京オリンピック・パラリンピック担当、東京都知事に対し、別紙のとおり意見書を提出する。
平成25年12月18日
提出者 青梅市議会議員 小山 進
賛成者 青梅市議会議員 榎澤 誠
同 野島資雄
2020年東京オリンピックにおけるカヌースラローム競技公式練習場等を青梅市内の多摩川に誘致することを求める意見書
青梅市内を流れる多摩川、特に御岳渓谷は、恵まれた自然環境と変化に富んだ渓流を活用した日本屈指のカヌー競技会場として、全国のカヌー選手の憧れの地であり、練習や試合に多くの選手が訪れております。
又、この地で練習を積んだ選手の中から多くのオリンピック選手を輩出しているところであります。
御岳渓谷の清冽な渓流と緑豊かな自然環境は、環境省の名水百選に選定されと東京の貴重な財産であり、カヌー選手にとどまらず,様々なアウトドアスポーツ愛好家に親しまれております。
御岳渓谷のカヌー競技場としての歴史は古く、昭和41年に全日本選手権大会、平成4年およあび5年には、多摩東京移管100周年記念「TAMAらいふ21」事業の東京多摩国際スラローム競技を実施するなど数多くの全国的な競技会が実施されております。
また、本年10月に開催された第68回国民体育大会カヌースラローム・ワイルドウオーター競技会は、青梅市を挙げて大会の成功に向け努力するとともに青梅市民のおもてなしにより、出場選手や日本カヌー連盟の関係者から今までにない素晴らしい大会であるとして、高い評価受けたところであります。
これらのことから、市内を流れる多摩川は、カヌースラロ-ム競技の好適地であり、数々の競技会開催により培われた運営体制と青梅市民のおもてなしのこころは、オリンピック東京開催の理念にもかなうものと確信するところであります。
よって、青梅市議会は、2020年東京オリンピックにおけるカヌースラローム競技公式練習場及び自然環境に配慮した競技施設を,青梅市内の多摩川に誘致すること強く要望するものであります。
以上、地方自治法第96条の規定により意見書を提出します。
平成25年12月18日 東京都青梅市議会
文部科学大臣
東京オリンピック・パラリンピック担当 下村博文 殿
東京都知事 猪瀬直樹 殿