海の男、山下孝一さんキングズカップ・ヨットレースで優勝
2014年 02月 08日
山下さんはマレーシア在住の日本人ヨットマンを艇長とするヨットのセーラーとして参加した。大会には艇の大きさなどによりジャンルが分かれ山下さんは双胴船ヨットレースの部にエントリー。このレースにはロシア艇2隻オーストラリア艇1隻日本艇2隻が参加し、山下さんは日本艇「ミニー号」のクルー9人の一人としてその経験と技術を生かし優勝に貢献した。レースは5日間連続で行われ、二日目のレースで順位を3位に落としたが残る4日間をトップで制し結局総合優勝となった。ロシア艇には元五輪選手がいて激しいトップ争いを演じた。表彰式で主催者のタイ王室よりミニー号艇長にキングス・カップが授与されると会場から大きな拍手が巻き起こった。クルー全員でキングス・カップを突き上げ喜びを爆発させた。山下さんは、日本の冬に行われるこのヨットレースに来年も出たいと話している。
山下さんの今年の予定は以下の通り。4月に台湾レース(石垣―宮古島-台湾)出場予定、6月にバミューダレース、8月にNewYork J24classレースを検討中とのこと。楽しい1年になりそうだ。
山下さんの話「青い海、焼けつくような太陽の光、風・・・。やはり海はいい。そして世界の海の男たちと交流できる国際大会の雰囲気は格別です。特に伝統のあるタイ王室レースだけに世界から注目され参加艇も多く華やいだ雰囲気に包まれた。優勝できたのはチームワークのおかげで来年も出たい。思い出に残る楽しい一週間だった」
山下さんのプロフィル:
昭和34年青梅生まれ。青梅2小、青梅2中(サッカー部)を経て都立北多摩
高校(ワンダーフォーゲル部で南・北アルプス、八ヶ岳などを登る)。日本大学
理工学部に入学(日本大学理工系ヨット部に入部)。ヨット人生の始まりである。
大学卒業後1年間、ヨットのペイドクルー(有給のプロクルー)として太平洋
横断。その後陸に上がり、コンピューター技術者としてサラリーマン生活を
経験したあとコンピューターSEとして独立。現在は河辺町で自営業を営む。
次に山下さんの主な戦歴を見てみよう。少しでもヨット・ボートに関心がある人ならこ
の記録をみて驚くに違いない。山下さんは世界で活躍した一流ヨットマンである:
2011年 Audi Hamilton Race Week 2011出場
2011年 Phuket King’s Cup Regatta 出場
2012年 Phuket King’s Cup Regatta 出場
2013年 Phuket King’s Cup Regatta(Multihull Cruising) 優勝
平成22年4月17日、日本大学理工系ヨット部OB会は表彰状を贈りその功績を称えた。
現在山下さんは横浜港のヨットクラブで、仲間とクルーザーで週末ヨットレースを楽しんでいる
これがキングスカップ
プミポン国王の写真
タイ王室のプミポン国王代理
見事に優勝!表彰台の日本人クルー9人
大喜びのミニー号クルー。右より3人目が山下さん
美しい帆船レース
タイ海軍の軍艦も参列
上空を祝賀飛行するタイ空軍の戦闘機。ヨットレースは国を挙げてのビッグイベント
山下さん乗艇のミニー号
ロシア艇の美人クルー
会場となったプーケット島のビーチ
にぎやかなアメリカ艇
ビーチの様子。沖に停泊するヨットの群れ
帆走するアメリカ艇
初日のレースに優勝したミニー号にシャンパンが贈られた。大喜びのクルー。最前列が山下さん