マウンテインンバイクの王者、池田祐樹選手アルゼンチン、チリ大会で優勝

青梅市に住み世界で活躍するマウンテンバイクのプロ・ライダー池田祐樹選手(35才)が南米パタゴニアの「アルパックアタック2015」大会で完全優勝!荒涼たる大地を駆け抜けた6日間のレポートです。
レースは、2015 年4 月12日~19 日にかけてアルゼンチンとチリに広がる南米パタゴニアの大地を舞台に6 日間で700 キロを走破する過酷なMTB ステージレース「アルパック・アタック2015」大会。13ケ国からレーサーが集まり、日本からは池田祐樹選手がただ一人エントリー。
結果は次の通り6戦全勝という素晴らしいもので世界が称賛した:
ステージ1 :優勝・距離122km・獲得標高1632m・タイム3 時間36 分13 秒・TSS250
ステージ2:優勝・距離118km・獲得標高1923m・タイム4 時間11 分40 秒・TSS265
ステージ3:優勝・距離112km・獲得標高2160m・タイム4 時間29 分59 秒・TSS236
ステージ4:優勝・距離133km・獲得標高3437m・タイム6 時間29 分47 秒・TSS326
ステージ5:優勝・距離60km・獲得標高1116m・タイム2 時間14 分54 秒・TSS138
ステージ6:優勝・距離117km・獲得標高2307m・タイム4 時間37 分40 秒・TSS251
場所:アルゼンチン(2 日間)~チリ(4 日間)

6戦全勝で総合優勝を飾った池田選手(中央)(写真提供: Sports Stock by Harry Kikstra)
f0059321_6352532.jpg

アルゼンチン大会で先頭集団の中を行く池田選手(右の黄色のヘルメット)
f0059321_6271188.jpg

チリ大会でも好調を維持しレースを引っ張った池田選手(黄色のヘルメット)
f0059321_6295610.jpg


第一ステージ、入念に準備して大会に臨む

日本からの参加は池田選手一人なので超緊張。昨年暮れからPCG の中田コーチとトレーニング内容をガラリと変え、フィットネスを向上させた。冬の厳しいトレーニングを乗り越え今の力を試す意味でも気合いを入れて今大会に臨んだ。昨年に引き続きテーマは「超戦」。挑む戦いではなく、自分を超える戦い。レースを終えたときに今の自分に勝ち、超えていることを目ざした。
第1 ステージは早速パタゴニア名物の強風との戦いで始まる。平坦と強風の中、飛び出した3 人で先頭集団を形成するもレース中盤でパンク。修理中に後続に追い抜かれ、先頭へ戻るために必死に追い込んだ。
ゴール前でなんとか追いつき、スプリントで競り勝ち1 秒差でギリギリ優勝をもぎとった。
初戦を勝利したことで気持ち的には波に乗ることができた。しかし、かなり足を使ってしい大きなダメージを負ったのも事実だ。
第2 ステージ
前日のダメージを考慮し、序盤は集団で様子を見た。長い登りに差し掛かったところでアタック。冬のトレーニングで培ったパワーで後続を引き離すことに成功。強風に加え、砂とラフな路面が容赦なく続く。深い川を渡る難しいセクションも。レースの半分以上の距離を単独で逃げ切り、きっちり最後まで追い込んで約20 分のリードで優勝!

第3 ステージ。
この日は国境を越えてアルゼンチンからチリへと移動。グループライドで国境を越え、検問を越えてから正式にレースがスタート。周りと比べて登りで分があることが分かったので、このコース中盤にある20 キロ以上続く登りでのアタックを心に決める。登りまではできるだけ集団の後方に身を潜めて力の温存に努めた。登りでのペースアップには誰もついてくる様子はなかった。コーチとのトレーニングが間違っていなかったことを確信し、さらに湧いてくる力をペダルに込めた。今日も結果は優勝!この日はフィニッシュ後に豪華ランチで腹ごしらえ。食事もレースの楽しみの一つ。

第4 ステージ
気温は一桁前半、ミゾレ混じりの雨が降るなかスタート。かなり過酷な条件の中でレースは始まった。山の上は白くなっている。本来登るはずだった峠が積雪のために閉鎖され、コースは130 キロから70 キロの往復140 キロに変更された。寒さ、強風、雨、泥、中盤には雹も降り始めた。ギヤがギリギリになるほどの斜度の坂がひたすら続く。過酷な環境が次々にレーサー達をふるいにかけた。約60 キロ走ったところで先頭は2 人に絞られ、往復する少し手前の激坂で単独リード。残りの復路は自分との闘い。足を緩めることなく最後まで追い込み、1 位でゴール。
レインジャケット、レインパンツ、ヘルメットカバー、防水グローブ、シューズカバー、前後の泥除け、ホット
オイルなど、周到に雨と寒さ対策をしていたことも第4ステージの優勝に繋がった。

第5 ステージ
昨日の悪天候からがらりと変わり晴天に恵まれた。25 キロ登って35 キロ下るシンプルな短いステージ。登りの中盤まで足の反応が悪く、なかなか飛び出せなかったが頂上5 キロ手前にしてようやく足が回り始めてアタックを決めた。下りの序盤は超スピードの森の中のダウンヒル。楽し過ぎて勝手に笑みが浮かぶ。しかし、後半の下りは斜度が緩く、ラフな路面、そして強い向かい風。後続は集団で協力して走行しているとの情報が入る。
とても辛い状況だったが逃げ切るために最後まで追い込み続けた。差は詰められたがなんとか1 位でフィニッシュ。
最終第6 ステージ
スタートから20%を超える厳しい登りが続く。膝ほどの深さの冷たい川をいくつも渡る。ブラジルのパブロ選手が非常に強く、2 人でペースアップしていった。二人の勝負になると確信したが、まさかの先導バイクの誘導ミス10 キロほどコースアウト。30 分近くのタイムロスとなった。モチベーションを立て直すのに時間がかかったが、コース序盤でのことだったのが不幸中の幸いだった。気を取り直して再びペースアップして順位を上げていった。最後5 キロほどで土砂降りの冷たい雨が降り始めたが、ジャケットを携帯していたのが幸いだった。最終ステージも無事に優勝。6 日間で6レースが終わる。そして完全優勝することができた。
親友であり、元チームメートのソーニャ・ルーニー選手は女性カテゴリーでぶっちぎりの優勝。さらに総合でも7 位!自分のことのように喜びハグして祝福した。おめでとう!

池田祐樹選手の話
「完全優勝でき最高に嬉しい。今大会の完全優勝により、ワールドチャレンジシリーズ、ネパールのヤック・アタック、スリランカのランブル・イン・ザ・ジャングル、アルゼンチン/チリのアルパック・アタック全てを最初に完走した4 人のレーサーの内の1 人となりました。大変名誉なことです。さらに今回の優勝で11 月のヤック・アタック(ネパール・ヒマラヤ山脈)への招待枠を手に入れた。昨年はヒマラヤで準優勝。今年こそはぜひ優勝したいレースです。現地で発生した地震のことが心配ですが・・・。レース以外にもたくさんの収穫があった大会だった。憧れの地パタゴニアの大自然を体験できたこと。美しいほどに過酷な環境。南米の文化にも触れ、新しい出会いも沢山あった。素晴らしい経験をくれた今回の遠征はとても有意義なものとなった。冬の間のトレーニングの成果を存分に発揮することができた。優勝という最高の形でシーズンをスタートできたことは非常に嬉しい。この勢いで今シーズンは世界で結果を残していきたい!スポンサー、家族、友人、コーチ、応援してくれたすべての方たちに心から感謝したい。ありがとうございました。青梅市民そして日本中のファンのみなさんこれからもどうぞ応援よろしくお願いいたします」

アルゼンチン・チリ大会で池田選手が用いたレース機材一覧他:

バイク: Canyon Grand Canyon CF SLX 29
ドライブトレイン:SRAM XX1(34t )
タイヤ: Cont inental X King 2.2 Protect ion
グリップ: Ergon GS1
グローブ: Ergon HX2
ペダル: Crank Brother s Eggbeater 11
サングラス: Limar
ヘルメット: Limar
ボトルケージ: Topeak Shut t leCage CB
チェーンオイル:Fini shl ine Ceramic Wet Lube
補給食:GU( ドリンク) 、パワーバージェル&VESPA プロ、S a y a k o ’ s Ki tchen
リカバリー:C3f i t コンプレッションソックス
テーピング:ニューハレ
パーソナルスポンサー:
NEW HALE: テーピング
自転車コーキ屋
Peaks Coaching Group Japan
VESPA
パワーバー
THE NORTH FACE
C3 フィット
なでしこ健康生活・生きている玄米
ヒロコンフーズ
VITAMIX
HALO HEADBAND:ヘッドバンド
オルタナティブバイシクルズ
スポーツクラブ ルネサンス
チームスポンサー:
Ergon
Topeak
Canyon
SRAM XX1
Cont inentalTi res
Pr imal Wear
Fini sh Line
Defeet
Crank Brothers
Chamois B u t t ’ r
S t a n ’ s No Tubes
by omesports | 2015-04-28 08:25 | 216

インターネット 青梅スポーツ


by omesports
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31