池田祐樹コロラド州ブリッケンリッジ100大会で優勝!
2015年 07月 21日
大会は北米で最もタフな100 マイルレースと言われ、レース中平均標高 3097 メートルの高地を疾走する超過酷なもの。今回池田さんは「チームERGON」を結成してチームエントリー。3 つのループで構成され総距離160 キロをリレー形式で争った。1番手のジェフ選手がループ1、2番手池田さんがループ2、最終3番手キャレン選手がループ3 を担当。チームサポートを池田さんの奥様である清子さんが務めた。
目指すはチームカテゴリー優勝に留まらず、総合優勝、そして、池田さんの担当ループで最速ラップを叩きだすことだ。高地トレーニング入りしての初レースであり、ここまでのトレーニング経過、3000 メートルの標高でしっかり追い込めるかどうかの確認の意味でも重要なレースだ。入念なウォームアップで心身と機材の準備を整える。今回は久しぶりのフルサスペンションでのレースで新鮮な気持ちだったという。
結果はチームERGONが総合優勝を飾り池田さんは担当のループ2(距離54km)で最速ラップタイム2時間33分39秒でラップ2優勝。1番手のジェフ選手が4位で2番手の池田さんにハイタッチ。池田さんは20分ほどで前を行く3人を抜き去り単独トップに。最後キャレン選手もトップをキ-プしそのままゴールインとなった。
池田選手の話
「4位で引き継ぎ懸命に走った。ラストスパートをかけてトランジットエリアに続くシングルトラックへと入る。気持ちよくジャンプセクションをこなしてゲートへ。アンカーのキャレンとハイタッチで交代。歩くのも辛いほど出し切ることができた。目標にしていたタイムも今大会ループ2 の最速をマークできた。おかげでとても清々しい気持ちでフィニッシュできた。そして、キャレン選手もパンクもあった中でトップを死守して総合トップタイムでゴール!
最高のチームワークとサポートで優勝を飾ることができた。北米初戦を良い形でスタートできたことが心から嬉しい。来週はいよいよ連覇がかかったテルユーライド100。昨年よりもレベルが高くなるようなので気を引き締めていきます。沢山の応援、サポートありがとうございました!」
ループ2で待機する2番手の池田選手
1番手4着のジェフ選手(左)とハイタッチで交代の池田選手(右)。いよいよビッグループ54kmの旅のスタート
頼むぞ!アンカーのキャレン選手(左)とハイタッチの池田選手(右)
ループ2(距離54km)で最速ラップタイム2時間33分39秒で優勝の池田選手。笑顔がこぼれる
レース後ゴクンと飲む水のおいしかったこと
総合優勝に大喜びのチームERGON、左より池田選手妻の清子さんジェフ選手とキャレン選手