青梅・横田交流クラブ調印式
2009年 10月 05日
会場正面には日米両国の国旗が飾られ其の前でヒックス司令官と高木会長が交流協定書に調印した。温かい大きな拍手が会場を包んだ。司令官は、高木会長が日本式に押印したように、協定書に自分の名前を署名したあとなんとはんこを押して周囲を驚かせた。司令官が公文書に印鑑を使用したのは初めてだと基地広報関係者は明らかにした。日本文化に対する尊敬の念と日米友好親善に寄せる司令官の決意の程が改めて確認された格好だった。When In Rome、do as the Romans do.
尚会場には、民主党の山下ようこ新都義、関東防衛施設庁関係者、近隣市町村の日米友好協会長の顔と多彩だった。式典最後には青梅の観光名所のビデオが流され米軍関係者は大喜び。司会を田辺晃事務局長が務めた。会場には英語が飛び交い、青梅・横田交流協会の地元女性メンバーも流暢な英語をくっしして応対。そのホスピタリテイに将校夫人の笑顔が絶えなかった。もしもである、式典にダンス・アワーがセットされていたら「平成青梅鹿鳴館」といった素敵な夜会になったろう。今後に期待したい。
調印式に花を添えた地元青梅の大正琴クラブの面々。米日国歌を演奏し拍手喝采をあびた。見事な演出だった。思い出は司令官以下米空軍列席者の心の中に末永く刻み込まれるに違いない
マーク・ヒックス司令官のローレン夫人は間もなく第一子出産予定
フランク・エピック副司令官とアニタ夫人が会場に到着。高木会長(左)の出迎えを受ける
ヒックス司令官(中)も到着
司会をつとめた田辺晃事務局長(左)と横田側の女性通訳(右)。見事な通訳だった。調印式成功の大きな部分を彼女が担った。彼女のような女性が日米関係の最深部最前線の実務現場にいることを知りほっとした。
高木会長(右端)の歓迎の挨拶
「日米友好と世界の平和に寄与することを願う・・・」と高木会長。およそ3分間のよどみない英語のスピーチは感動的だった。
高木会長のスピーチに聞き入るヒックス司令官(右より3人目)、同左へ第515航空機動運用群司令官マーク・ベイカー大佐、第374整備群司令官クリストファー・マーデイス大佐、エピック大佐副司令官、清水保男青梅市商工会議所会頭
青梅・横田交流協定書に署名する(左)ヒックス大佐司令官、高木会長(右)
署名後、印鑑を押印する司令官(左)と笑顔で見守る高木会長
協定書の文面を読み上げる高木会長
押印した協定書を披露する司令官と会長
協定書に押印後高木会長の胸に記念の青梅・横田交流メダルをかけるヒックス司令官(左)
来賓の紹介
カンパイの音頭をとるエピック副司令官。日本語で挨拶を行なった。
にこやかにカンパ~イ!
右より第515航空機動運用群司令官マーク・ベイカー大佐、第374整備群司令官クリストファー・マーデイス大佐、一人置いて広報部ワット少佐
会場のあちこちでカンパイラッシュ!
米軍将校の面々は箸の使い方がお上手です。
ヒックス司令官夫妻。司令官は前任地が中東で戦闘機隊の指揮官として実戦経験有り。雰囲気は銀行マンタイプの物静かなジェントルマンとお見受けした。5月に青梅で開かれた米空軍ジャズコンサアートは青梅市民に感動を与えたと話すと「グレイト!」とひとこと。司令官は日本のジャズ人気を良く知っていて、奥様も「ジャズは日本からアメリカに逆輸入されている」などとのって来た。司令官の趣味は卓球とカヤック。青梅は日本一のカヌー(カヤック)のメッカで五輪4位の竹下百合子がいると付け加えた。司令官には是非美しい御岳渓谷でカヤックをエンジョイして欲しい。また、「中国海軍がまもなく大型航空母艦を就役させると太平洋に緊張が高まる」と切り出すと「That is right!」だった。
日本語で挨拶するヒックス司令官
エピック副司令官(左)と田辺事務局長夫人
エピック副司令官夫人と交流クラブの女性メンバー
左より山下ようこ都議、田辺事務局長、関東防衛施設局の面々。田辺氏と山下都議は都立国立高校の先輩・後輩関係だそうです(田辺氏が先輩)。山下都議は高校時代バドミントンの選手だった。
パーテイを盛り上げた交流クラブの女性会員と司令官
左より清水会頭、ワット広報部少佐、高木会長。「青梅スポーツは創刊32年」と説明すると少佐は、「おれが幼稚園のときだ」と肩をつぼめた。
来賓の挨拶
山下都議(青梅・横田交流クラブ顧問)の挨拶。抑揚のある素晴らしい英語だった
「岩浪武夫氏は交流クラブの会計責任者です」と紹介すると司令官は「それならこのクラブは安泰だ」と早速握手となった。
会話が弾み友好親睦を深めた
清水会頭の音頭で日本式に手締めでお開き。
清水会頭に合わせ参加者全員で手締め
左より清水会頭、トレイバー・ジャン博士、岩浪会計担当部長。ジャン博士は日本語が堪能な民間人で横田基地の研究に打ち込んでいる。軍隊組織に歴史家を置いて厚遇しているアメリカが羨ましい。
お開き後も日米互いに名残を惜しんだ。
会場をでる横田基地の報道カメラマン(ウーマン)。左から二人目の女性
{See you again!]岩浪さなんと副司令官が硬い握手を交わした
青梅・横田交流クラブ役員の記念写真