井上玲美、自転車のアジアカップで金メダル獲得!
2010年 06月 20日
井上選手が出場した種目はロンドン五輪より採用される女子3000mチームパシュート競技。このレースは3名の選手が先頭を交代しながら、いかに3000mを早く走るかという競技。日本女子チームは田中選手(日体大)、上野選手(鹿屋体大)、井上選手(チーム・フォーカス)の若手3選手。チームは結成されたばかりで、スタート時の加速、先頭交代のタイミングのとり方、ペース配分等において不安視された。
日本は最終組で強豪ホンコン・チャイナと対戦することになった。この時点でベストタイムを出したチームはタイの3分56秒675。熱い視線が日本女子チームの上に注がれる中スタート。日本はダッシュ力のある田中選手、それに井上選手、上野選手と続く。スムーズに隊列を組むことができその後は200mごとに先頭交代を重ねた。序盤はホンコン・チャイナに1.5秒ほどのリードを許したが、中盤から徐々に追い上げ上げラスト400mで逆転。最後は1秒以上の差をつけてゴールイン。堂々の優勝だった。タイム3分52秒103で日本新記録の快挙だった。場内は日本チームの活躍で沸きあがった。ロンドン五輪に出場するには国際自転車競技連合 (UCI : Union Cycliste internationale) のポイント獲得しなければならず、ハードルは高いが井上選手の頑張りに期待したい。
井上選手の話「優勝できてうれしい。チームワークが良かった。ロンドンをめざし一層努力していきたい」
先頭が井上選手 photo:kenji nakamura
1位日本 2位ホンコンチャイナ 3位タイ 前列 左から3番目が井上選手