サッカー青梅市代表都民大会で悲願の初優勝!!
2014年 07月 01日
6月8日(日)調布市の西町サッカー場で、第67回都民大会体育大会サーカー競技大会が開かれ青梅市代表チーム(監督:山﨑幹雄)は決勝で板橋区代表と対戦し2-0で破り悲願の初優勝を飾った。青梅サッカー史上に燦然と輝く金字塔だ。2020年協会創立50周年に向け青梅サッカー大躍進の礎となるだろう。青梅は過去都民大会で第3位が1回(昭和60年)と準優勝が2回(平成8年と同12年)で今回の優勝は正に3度目の正直と言える。おめでとう栄光のイレブン!
ゲームは小雨の降る中素晴らしい人工芝のピッチで青梅イレブンが躍動。前半はFW岡村一樹を中心に主導権を握り互いに譲らず0-0。ハーフタイムの山﨑監督、「キャプテン栗原孝行にボールを集め積極的に行け!と指示。イレブンは気合を入れて勇躍ピッチに。
ゲームは後半開始早々に動く。3分、MF小濱一葵から左サイドのFW小山修にボールが渡り小山思い切りよく右足を振り抜きゴール右上を揺らす先制点。往年のイタリアの大スター・デイエピエロ級(山﨑監督)の華麗な一発だった。
さらに青梅は同8分、MF栗原の右サイドからのセンタリングにFW小濱一葵が弾道の低い目の覚めるようなミドルシュートを決め2-0。青梅はその後も攻撃の手をゆるめずチームのダイナモMF栗原孝行の、バーに阻まれたが、ドリブルからのループシュ-トなどで攻め続けた。
前車の轍は踏まず、あの時の苦い経験を思い出す
2-0と青梅絶対有利で残り時間20分。ここでベンチの山崎監督の頭の中に、2-0と有利に試合を勧めながら逆転負けをきっした第53回大会決勝戦の苦い経験がよぎる。「前車の覆轍は後車の戒め」である。「冷静にプレーを、最後まで足を止めるな!」と必死に呼びかける監督の声に、レジェンド組のDF細岡秀人、MF松永恵太、5試合フル出場のDF石川拓未他が身体を張って頑張り板橋代表を零封し見事初優勝を飾った。チャンピオン、優勝と言う栄冠は強いから手にできるものではない。史上最強と言われたサムライジャパンはW杯で惨敗。イタリアの名将ザッケローニと言えども世界の壁は厚かった。優勝したものが強いのだ。人の和、地の利、時の運等すべてのものが優勝という言葉に集約される。初優勝の青梅代表はピッチ上でそれをやってのけた。
試合終了後、困難な状況の中で16年間チームをまとめ引っ張った山﨑監督が宙に舞った。山﨑監督にとって生涯最高の宇宙遊泳だったと思われる。大優勝旗を手に凱旋したチームは6月17日(火)竹内俊夫市長に優勝報告。さらに同28日(土)に総合体育館内のレストラン「ガンバ! ガンバ!!」で盛大な祝賀会を開き改めて優勝の美酒を味わい感激に浸った。
山﨑監督の話「悲願の優勝本当にうれしいです。このチーム携わり16年、長いようで短いようで、毎年この大会のためにチームを編成し優勝を目指してきました。2010年正式に監督になり、5年目で優勝を勝ち取り全選手に胴上げしてもらい感動と感謝の気持ちでいっぱいです。16年もの間、多くの仲間とプレーをし、サッカー協会の協力、支援を受けてまいりました。「是非、優勝旗を郷土青梅に!」、毎回この言葉を胸に戦い続け歴史ある大会で東京ナンバーワンを勝ち取りました。今までご協力を頂いた多くの選手、スタッフ、家族、サッカー協会の皆様に感謝し、連覇を目指して頑張りたいと思います。有難うございました」(山﨑監督の経歴:霞FCjr―ONZE(現AZ)-読売ユースー国士舘大学サッカー部―青梅FC-現在は青梅FCjrの指導者であおしんの支店営業課長)
キャプテン栗原選手の話「歴史ある大会で優勝できたことを誇りに思います。全員が優勝と言う目標に向かっている中で、キャプテンとしてチームをまとめることが仕事だと思っていましたがどこまで自分の責任を果たせたか・・・。優勝できた年にキャプテンとしてチームの一員としてピッチに立てたことを幸せに思います。来年も優勝旗を青梅にとチーム一丸となって頑張ります」
大会6得点でチーム得点王FW岡村選手の話「悲願の優勝ができてほんとに嬉しいです。このチームのFW陣は個性的で自分勝手に動く選手しかいませんが、他の選手が毎回フォローしてくれるので本当に助かります。結果が残せてほっとしています」
青梅代表過去の戦績:
昭和60年度:第3位 監督:星野勤 主将:杉山裕之
平成8年(1996):第49回大会準優勝 監督:木村暢之
平成12年(2000):準優勝 監督:伊藤留広
平成26年度(2014):第67回大会優勝 監督:山﨑幹雄
戦績と得点者:
1回戦 対文京区 3-0(得点:岡村一樹2、浜中勇亮1)
2回戦 対足立区 5-2(得点:栗原孝行2、小濱光葵2、岡村一樹1)
3回戦 対小金井市2-1(得点:栗原孝行1、岡村一樹1)
準決勝 対八王子市5-1(得点:岡村一樹2、小濱一葵1、根立研裕1、向後優1)
決勝 対板橋区 2-0(得点:小山修1、小濱一葵1)
選手と所属名:
*スタッフ山﨑幹雄(監督、長淵、あおしん)
下田悠治(コーチ)
田中愛梨(マネージャー)
野澤佳穂吏(カメラ担当)
*選手 村木健太郎 (26才、東青梅、メイデン)
細岡秀人 (36才、今寺、バナナ)
浜中勇亮 (21才、大門、青梅FC)
東 孝之 (38才、東青梅、あおしん)
石川拓未 (26才、羽村市、氷川)
松永恵太 (34才、友田町、霞)
小山 修 (27才、東村山市 あおしん)
小濱光葵 (27才、新町、ポアソルチ)
小濱一葵 (22才、千ケ瀬町、ポアソルチ)
島崎了誌 (26才,柚木町、氷川)
岡村一樹 (26才、野上町、氷川)
猪瀬隆考 (25才、東青梅、あおしん)
栗原孝行 (26才、河辺町、メイデン)
菅原 翼 (29才、河辺町、ポアソルチ)
根立研裕 (23才、新町、アムール)
原 惟詞 (22才、昭島市、氷川)
向後 優 (22才、昭島市、氷川)
鈴木貴雄 (38才、長淵、バナナ)
山下智之 (25才、立川市、氷川)
協会創立44年目の快挙!見事都民大会初優勝の青梅市代表チーム。後列左端が山崎監督
宙に舞う山崎監督
笑顔の山崎監督(中)
試合後取材に応じる山崎監督
後半3分均衡を破ったFW小山の一発!右足のアウトサイドでカーブをかけた目の覚めるようなゴールだった
2点目を決めたFW4小濱(一)
6得点、チーム得点王のFW岡村(11)の右サイドからの速攻
終盤に魅せたキャプテン栗原のループシュート、惜しくもバーに阻まれたが・・・。大会を通じて栗原の活躍は素晴らしかった。まるでウクライナ平原を疾駆するコザック騎兵のように縦横無尽に躍動した
竹内市長に感激の優勝報告
6月17日(火)市庁舎でサッカー都チャンピオン青梅市代表が市長に優勝報告を行った。山﨑監督以下選手7名が列席。青梅市サッカー協会会長星野勤氏同副会長杉山裕之・大勢待利明氏それに谷部体協会長も同席。平均身長180cm前後の屈強の若者に囲まれた市長は終始ご機嫌で選手の自己紹介に耳を傾けたり話しかけたり写真に応じた。来年もこんなシーンを見たいものだ。
都大会優勝の表彰状
竹内市長笑顔で入室
協会幹部選手の前に
左より星野会長大勢待副会長杉山副会長谷部体協会竹山崎監督鈴木理事長(選手として出場)
竹内市長、「青梅の相手は皆青梅より人口の多いところ。初優勝心よりおめでとう!」
山崎監督の優勝報告
選手自己紹介
選手自己紹介
選手自己紹介
選手自己紹介
選手自己紹介
選手自己紹介
選手自己紹介キャプテン栗原選手
星野会長(左端)、「これまで準優勝2回で今回は正に三度目の正直です・・・」
竹内市長(前列中央)と選手監督協会幹部との記念写真。後列左端は池田副市長
右より山崎監督竹内市長栗原主将鈴木理事長
筆者吉永(左端)も優勝の感激の仲間入りをさせてもらいました
大会を振り返る山崎監督(左)と耳を傾ける竹内市長(右)
互いにがっちり手を握り優勝の感激を分かち合う
「私も入れてください!」と陽気な栗原主将(右端)も加わり今度は肩を組んでの写真となりました
頼もしい選手と一緒にご機嫌の市長はごらんの通り膝に手をやりポーズを決め大サービスだった
表彰状と優勝旗を手に栗原主将。ピッチ上で見せたキャプテンシーは優勝の原動力となった
青梅サッカーをけん引する意欲溢れる指導陣。左より星野会長栗原主将鈴木理事長大勢待副会長杉山副会長
「ユニホーム 変えた途端に この優勝 ならば 来年又注文」
凱旋祝勝会が6月28日(土)レストラン「ガンバ!ガンバ!!」で開かれた。青梅サッカー中興の祖、柳川金一前青梅市サッカー協会会長が面白いエピソードを披露。今回の優勝は10年以上使用した古いユニフォームを新調して臨んだ結果だと。そこで詩才に富む柳川氏はとっさに浮かんだ一句(上記参照)を披露したわけ。このユーモア溢れるパフォーマンスに会場はどっと沸き大きな拍手が鳴り響いた。又、ベテラン鈴木貴雄選手(青梅市サッカー協会理事長)は30年前の青梅スポーツを持参し、「ここに自分が大きくでています。小学生の時、大会で優勝し取材を受けた。嬉しかった。今の自分があるのはこの記事のおかげです・・・」と吉永昌一元青梅市サッカー協会会長を持ち上げた。感激派の吉永氏は感極まった様子。更に、谷部体協会長が、「来年の都民大会の開会式ではこの優勝旗をもって入場行進する栄誉に浴することになり嬉しい。選手の皆さん有難う」と監督、選手に感謝の言葉。白眉は全国大会出場を決めたU-15女子チーム・ストロベリーFC(代表:塚田正巳 監督:小竹宏司)に対する募金箱の回覧。7月12日(土)に福祉会館で行われるストロベリーの壮行会のために星野会長が募金箱を回すと、先頭を切って青梅市環境経済部・環境政策課の青栁和広課長が1万円をポンと箱に入れた。これを見た星野会長が3万円。するとアッという間に募金箱はいっぱいに。集計するとその額なんと15万円。そこでこんな声が、「こりゃ縁起が良い額だ。なぜならストロベリーFCとはU-15即ち15才以下からとったチーム名。1(いち)と5(ご)をとってイチゴ。イチゴは英語でストロベリーだからチーム名をストロベリーとした」と。15万円とストロベリー、偶然の一致かもしれないが面白い。サッカー協会の絆の強さをうかがわせる一幕だった。
「・・・ええ初優勝の感激のあまり青梅市代表の優勝を祝う会の優勝の文字が抜けていますのでご了承を・・・」と星野会長(右から3人目)から冒頭のあいさつ。このユーモアあふれる先制パンチで祝勝会は笑いとともに始まった
「選手のみなさんありがとう!優勝おめでとう!」と星野会長
左より柳川前会長(現顧問)、浜中利夫副会長他
「初優勝をご報告でき嬉しい。また今夜は壮行会を開いていただき有難うございます・・・」と山崎監督(左より2人目)の感激的スピーチ
この夜参加の選手たち
どの顔にも笑顔が溢れる
チームのマネージャーの田中愛梨さん。超素敵なこの笑顔。
谷部体協会長の祝辞
優勝旗が誇らしげに祝勝会を見守った
「ユニホーム 変えた途端に この優勝 ならば 来年又注文」と粋なところを見せた柳川前会長の音頭でカンパ~イ!}
カンパ~イ!ジョッキのぶつかる音が心地よかった
カンパ~イ!
カンパ~イ!
各テーブルを回り大忙しの山崎監督
鈴木選手(協会理事長)も大忙し
「これは澤乃井さんからのお酒です」と柳川前会長
一升ビンには「祝都大会優勝」とのラベルが。なんという思いやりだ。これには全関係者が感激しきりだった。
体協幹部にお酌をする山崎監督。さすがあおしんの支店営業課長上席に対するマナーを心得ている
環境・内閣府副大臣井上信治先生(右)とがっちり握手の山崎監督(左)
「以前サッカー協会からサッカー場の建設について脅かされました・・・」と副大臣。代議士には21世紀の青梅、西多摩のためにサッカー場建設に真剣に取り組んで欲しい。青梅FCがJFL入りできれば青梅は都下有数のサッカー観光地になれる。現代における観光資源とは梅や川や山やお祭りだけではない
選手より熱烈拍手を受ける副大臣
副大臣を囲んで記念写真
「サッカー場を宜しく」との願いを込めて(?)副大臣にビールをすすめる星野会長、
優勝を祝しそしてサッカー場建設を目指してカンパ~イ!
体力旺盛な選手はジョッキを1人4,5杯は空けただろう。見ていて気持ちの良い飲みっぷりだった。大きな仕事を達成した戦士には大いなる休養が必要です
選手を挟んで右がマネージャーの田中愛梨さん左がカメラ担当の野澤佳穂吏さん
鈴木理事長、「これは30年前に2小FCが都大会で優勝したときの写真です」
「今夜吉永元会長が来るというので30年前の優勝を報じる青梅スポーツを持参しました」と鈴木理事長
「今夜吉永元会長が来るというので30年前の青梅2FC優勝を報じる青梅スポーツを持参しました。これがそのとき取材を受けた僕の記事です。ものすごく嬉しかったことを覚えています」と理事長。対して吉永氏、「30年前の青梅スポーツを見せていただき感激してます。今、青梅スポーツは広告減で厳しい状況にあり・・そろそろ店じまいかな・・・と思っていた矢先に鈴木理事長の言葉。これを励みに今後も頑張りたい。サッカー協会は星野会長を先頭に将来を見据えて小学生選手の育成に力を注いでほしい」
「僕の記事の下に当時の石川要三東京都サッカー協会会長が都知事にサッカー場建設嘆願書を提出したとの記事が大きく報じられています」と理事長。これには吉永元会長も大喜びだった
祝勝会が最高に盛り上がっとき女子サッカーのストロベリーFC全国大会出場壮行会(7・12)のための募金箱が回覧された。財布を取り出し考えこんでいたトップバッター青梅市環境経済部・環境政策課の青栁和広課長は、「貧者の一灯です」と言いながら万札をぽんと入れた。期せずして拍手と歓声が巻き起こった
募金に協力してくれた体協幹部に感謝のお酌をする山崎監督と選手
吉永元会長、「本日はまったく予期せぬ30年前の青梅スポーツを見せていただき感謝します。今、青梅スポーツは財政的に厳しい状況にあり年内までかな・・・と考えてい矢先、鈴木理事長の言葉に触れ励みになった。サッカー協会は星野会長を先頭に将来を見据えて小学生選手の育成に力を注いでほしい」