多治見麻子と櫻井由香の明日夢(ミライ)バレーボールスクール
2014年 12月 05日
11月30日(日)霞台中学校体育館で「多治見麻子と櫻井由香のV・明日夢(ミライ)プロジェクト」と銘打ち靑梅市中学生バレーボールスクールが開催された。主催が青梅市バレーボール連盟(会長:並木修一)で会場には市内6校、一中、二中、泉中、霞台中、吹上中、西中から64人の中学女子選手が参加。割れんばかりの熱烈拍手の中登場のお二人は終始笑顔でユーモアあふれる楽しいスクールとなった。
並木会長の歓迎挨拶、指導者のプロフィルが紹介されたあと、多治見さんは「あさこ」、又、櫻井さんは「エビ」とニックネームで呼んでねときわめてフレンドリー。そしてスクール開始。先ずウオーミングアップ体操。続いてバラエテイに富んだバレーボールの技術指導から実戦形式の試合へ。元日本代表選手は輪の中に入り直接声をかけ手取り足取りのスキンシップ指導。中学生選手は世界を体感した選手のコーチに真剣に耳を傾けその顔は光り輝き意欲十分。白眉は櫻井選手のトスを多治見選手が打ち込みそれを中学生選手がブロックするシーン。その強烈スパイクは小惑星探査機はやぶさを打ち上げたH2ロケット並みの速さで容赦なく選手の顔やボデイを直撃。そんな中この秋都大会に出場した西中の河村選手が見事ドンピシャのタイミングでブロックアウト。これには両コーチも拍手を送り会場内は歓声と拍手でどっと沸いた。元代表選手の強烈スパイクをブロック!もうこれは青梅スポーツの一面トップ記事になるような快挙だ。河村選手にとって生涯の思い出となるだろう。見守る西中女子バレーボール部顧問の佐藤啓子先生も大喜びだった。
スクールのフィナーレは両コーチとの質疑応答、じゃんけん大会、サイン会そして写真撮影が行われ最後まで盛り上がった。又、両選手はこの秋に始まった2014・15年度のV・プレミアリーグの宣伝も。1964年の東京五輪で金メダルに輝いた女子バレーがその後の日本スポーツ界全体にもたらした影響は極めて大きい。フィジカル面で劣る日本は「回転レシーブ」を編み出し「成せば成る!」の精神で世界の頂点を極めた。靑梅においても30年前に三中女子バレーが3年連続全国大会出場の輝かしい歴史がる。日本も青梅も再び栄光を取り戻したい。このようなスクールは必ずや未来につながるだろう。
青梅から新体操の五輪選手やサッカーの「Jリーガー」そして「なでしこリーガー」が生まれている。いつの日にか青梅からバレーボールのVリーガー誕生の感激に浸りたい。
多治見コーチのレシーブの指導
櫻井コーチの指導
この秋都大会に出場した西中女子バレーボール部
多治見コーチの強打を見事ブロックアウトした西中の河村さん