青梅高水山トレイルラン盛大に開催
2008年 04月 10日
開、無風。緑滴る永山公園山間ロードで、4月6日(日)、第10回青梅高水山トレイルラン(舗装されて無い山道を走る競技)が開催された。最近の人気を反映して15kmと35kmに全国から1835選手が参加した。第一回大会のそれが98選手だったことを思うと隔世の感がする。コースは永山公園をスタートして栗平、雷電山、榎峠経由で高水山から折り返す人気の林道コース。年々申し込みが増え今では全国でも有数の出場者数を誇る大会に成長している。スタート時の迫力は青梅マラソンに引けを取らない。日本は国土の84%が山の国(50年前中学の地理でそう習った)。トレイルランは日本の国土にあったスポーツと言えそうだ。。身体全体で自然を満喫できるスポーツとして、環境への関心が高まる中、トレイルランの人気はさらに高まりそうだ。山岳マラソンは特に女性の間で人気が高く山岳雑誌やスポーツ用品メーカーもそれを後押しし最近では全国各地で大会が開かれている。
この大会の実行委員長は、青梅市を拠点に活動しているKFCトライアスロンクラブ代表で青梅市トライアスロン協会会長でもある大西喜代一氏。大西さんは北マリアナ諸島ロタ、グアム、サイパン他でもトレイルランイベントを幅広く企画・運営しているユニークな人である。大西さんは、「今日は天候にも恵まれ全国から多くの参加者に来ていただき何よりです。まだ一般市民の間では馴染みがうすいスポーツですが普及発展につとめて行きたい」と語っていた。
35kmを完走した女子招待選手の森田佳さんは、「美しい景色を眺めながら走った。山桜がとても綺麗だった」と満足そうだった。アメリカ・シアトル出身のジェイ・ヨンハンセンさんは、「トテモキツイキツイコースネ!」と息を弾ませていた。男子35kmで優勝した多摩市の奥宮俊祐さんは、「以前走った埼玉県の三好町のコースより高低差がありきつかったが優勝できて嬉しい」と満足そうだった。
尚、参加者は折り返し点で高水山常福寺の住職さんからお守りを首にかけてもらい大喜びだった。青梅消防署の消防官が山道で警備にあたった。井上信治代議士秘書、竹内俊夫市長が開会式に列席した。(吉永、中村)
15kmの部成績: 優勝 岡田 翔 1時間02分56秒
2位 斉藤和秀 1時間03分04秒
3位 小河内吉哉 1時間03分06秒
4位 村井 涼 1時間03分53秒
5位 宮地藤雄 1時間03分57秒
35kmの部成績: 優勝 奥宮俊祐 2時間25分53秒
2位 鏑木 毅 2時間33分15秒
3位 門倉輝明 2時間37分58秒
4位 渡辺千春 2時間38分54秒
5位 瀬川周平 2時間42分45秒
同上女子の部:優勝 櫻井教美 3時間00分22秒
2位 松浦真由美3時間12分13秒
3位 小林知美 3時間22分53秒
スタート(10:00)1時間前先ずは腹ごしらえ。埼玉県の会社チームの面々
グランド一杯に広がって準備運動をする出場者、軽快なエアロビスクの曲に乗って
エアロビ3人娘が準備運動の指導を行った。見事な動きでした
同じくエアロビ風景
てきぱきとグランドで指揮をとる大西大会実行委員長
トレイルラン用具の開発は急ピッチですすんでいる。
あるシューズメーカーではマッサージのサービスを行い好評だった
スタート地点で警備に当たる青梅消防署員、コースの安全確保が大会成功の鍵です
出発5分前の大西大会実行委員長(帽子の人)
午前10時一斉にスタート
レース中参加者の持ち物はグランド上で保管された。雨の日にはテントが用意されると話していたがその場合大変な労力が必要になると思われる
高水山めざして走るランナー。「周りの景色は最高!」と皆異口同音に話していた
スタートから30分もするとばらけてきた
男子35kmの部優勝の奥宮俊祐さん(左)と同3位の門倉輝明さん。二人とも自衛隊大宮第32連隊所属。日本の国防は安泰です。
女子35km優勝の櫻井教美さん
ジェイ・ヨハンセンさん
女子招待選手の森円佳さん(左)
ゴールする選手にオレンジを用意する本部席の女性ボランテイア